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もっと夢を見ていたい
第7章 20


なのにソイツは付いてきた。

『あれ?キャッチじゃないの?』

歩きながら話す。

『ただのナンパやで?』

ストレートな言葉に笑ってしまう。

『お姉さん可愛いね。
始発までコーヒーでも飲まへん?』

そう言って指差したのはファミレス。
また笑ってしまった。

『何で笑うん??』

ちょっと怒ったような顔

『可愛くて笑ってしまった。ごめん』

これが母性本能をくすぐると言うやつか

『ん〜俺よく可愛いって言われるわ〜
嫌やねん。』

拗ねたような顔をする。

『いいんじゃない?可愛いままで』

今のうちだけなんだから
そう思いながらファミレスを
通り過ぎようとした。
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