この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
『公衆便所姫』
第1章 -1-
汚物をぶら下げベッド前に戻る。そして床に広がる汚物の上に、その汚物を放った。
「………」
グッと奥歯を噛み締め跪くと、雑巾の上に手を置く。そして精液と胃液の混じったそれを、吸収し辛い雑巾で何度も拭き取る。
暫く手からこの臭いがするんだろう……接した所から菌が繁殖しているかと思うと、痒くなりそうだ。

その時、突然間仕切りカーテンが勢い良く開かれた。
「……やっぱいンじゃん!」
聞き覚えのある声……確か、三年の……誰だっけ?
四つん這いのまま顔を少し傾け、チラリと顔を見る。
……あぁ、越宮秀夫だ。こいつもさっきの前原と同じで、変態すぎてウンザリする奴だ……あー立て続けに変態に会うとか……最悪。
「ン?!……何だその目は」
第三ボタンまで外した白シャツ。そこから覗く浅黒い肌。カーテンを掴む太い指に嵌められた、鈍く光るクロムハーツ。
「便所のクセしてよォ!」
後ろ手でカーテンをシャッと閉めると、大股でこちらに歩み寄る。そして眉尻をピクリと動かし、弱腰の僕を威嚇する。
……僕は至って普通に見ただけだ。生意気だとか反抗的だとかよく言われるけど、そんな事微塵にも思っちゃいないよ……寧ろ好きにしてくれ。もう。諦めるから。
顔を戻し雑巾がけを続ける。と、視界の端に秀夫の片足が入った。
「……つーか、イイ格好してンじゃん」
それとは違う足が、僕の腹を蹴りあげる。蹴りやすかったんだろう。腹がガラ空きだったし。ああ、もう痛ぇ…こいつ、容赦しないならな…
踞って腹を押さえていると、秀夫の気持ち悪い小さな笑い声が頭上から降ってくる。
「……なに休んでンだよ。掃除の途中だろォ?」
その邪魔をしておいてそういう事言う辺りがこいつらしい……
左手で腹を抱えながら、雑巾掛けを続ける。ああもう、雑巾臭すぎ。

その様子をニタニタと眺めていた秀夫が、僕の足元へと回る。そして上靴の先を僕の尻山の間の窪みに押し付け、グリグリと刺激をした。
「オラ、手が止まってンぞ」
その足先は下へと移動し、陰嚢を軽く押し潰してくる。
「………」
それに反応を示さないでいると、足を離した秀夫が腰を落とす。そして相変わらず気持ち悪い小さな笑い声を発しながら、僕のズボンに手を掛けた。
……ああもう、いきなりかよ……
/13ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ