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振り向けば…
第14章 休憩して下さい…



お昼にすぐ近くにあるお蕎麦屋さんに行く。


「カツ丼とうどん、後は唐揚げもくれ。」

「俺、親子とカレーうどん。」


やばいくらいに食事を注文する職人さん達…。


「鴨南蛮そばで…。」

「お姉ちゃん、そんだけか?」

「そんなんやから大きくなられへんねん。」


やかましい!

何故かそんな風に職人さん達と仲良くなる。

一緒に食事をする事で職人さん達との信頼関係が生まれるのだと理解をした。


「お姉ちゃん、大卒か?」

「うちの息子に見習わせたいわ。」


中学生の息子が勉強をしないとクロス屋さんが嘆く。


「息子さんが将来になりたいものを決めたら勉強するようになりますよ。」

「無理無理、将来は俺と同じクロス屋になるとかほざいとる。だから勉強はせえへんねやと。」


そんな会話をして食事を済ませると職人さん達の目付きが変わる。


「さっさとやるぞ。」


午前中よりも作業のスピードが上がった。

3時になり私はコンビニに走りコーヒーやお茶を買いに走る。


「休憩して下さい…。」

「ありがとうな。」


10分ほどの休憩…。

それでも作業の効率が上がる。

後で教わった事だけど、休憩もない現場は職人さん達がいやいややるから仕事が捗らない。

私の現場は監督が女の子だからと職人さん達は優しくしてくれたし、私は職人さん達が出来るだけやりやすいようにとだけを考える現場にした結果が上手くいったのだ。


「お疲れさん。」


約束の時間に職人さん達は仕事を終わらせてくれた。

夜の8時…。

施主の担当社員さんと店長さんが来て現場の確認をしてくれる。


「ご苦労様でした。」

「では、ここに作業確認のサインを下さい。」


これでうちの会社との契約が完了する。

誰も居ない会社に帰り、現場報告書などの書類を書き上げると宮崎さんの机に提出する。

これで明日は私は休みになる。

ふらふらの身体で残る気力を振り絞って悠真の家へと向かった。


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