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振り向けば…
第22章 贅沢…
私を子供みたいに抱きかかえる悠真が私の乳首を舐めて吸い付いてる。
まるで赤ちゃんみたいに見える。
その悠真の頭を抱きしめる。
初めて悠真を愛おしいと思うた。
アホで変態やのに…。
そんな悠真が私の子宮の入り口を擦るたびに快感の電気が頭まで突き抜ける。
ずっとイク感覚が止まらない。
真っ白になる。
真っ白な世界に悠真だけを感じる。
意識も身体も限界だと思う。
「ゆう…、来て…、一緒に…。」
ただ私がそう望めば悠真が私を寝かせて私の上で腰を振る。
「ゆう…、イクッ…。」
全身が震える。
同時に悠真も身震いをする。
「くっ…。」
低く呟くような呻き声を悠真が上げる。
ドクンと何かが私の身体の中で弾けてた。
感じるのは2つの痙攣…。
「ゆう…。」
愛してる。
その時はそう思うた。
「満足したか?」
ニヤニヤと笑うて聞いて来る悠真を嫌いだと思うた。
「知らん。」
「えー?なら、もっかいするか?」
「しない!」
額からリップ音がする。
「まぁ、ええわ。おやすみ。」
再び悠真が私を子供のようにあやして眠る。
お互いがまだ全裸のまま…。
やたら悠真が暖かいと思うと、すぐに睡魔に引き込まれてた。
朝になり、なんとなく気不味い私に
「時間がない。チェックアウトの時間や。シャワーだけ早くして来い。」
と言うて夕べ脱がせた浴衣を羽織らせる。
恋人扱いだけど悠真の中では私は恋人じゃないという関係のままだと納得する。
旅館を出てファミレスで朝食を済ませると大阪に向けて悠真が車を走らせる。
私の誕生日は終わったのだ。