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振り向けば…
第32章 その弁当が…
「やっと潮吹いた。」
悠真が私の眉間にキスをする。
「見ないで…。」
「恥ずかしいからか?おしっことちゃうからええやんけ。」
でも感覚はおしっこだ。
「俺って愛されてるって感じるけどな。」
悠真がクスクスと笑いやがる。
お前が私を愛してないくせに…。
泣きたくなる。
そっとクロッチをズラして悠真がローターを抜いてくれる。
水着の上半身をお腹まで脱がされた。
ゆっくりと体制を変えて悠真が私をベッドに寝かせると今度はお尻の方から悠真が私の膣の中へとペニスを挿入する。
「お前が好きだとは思う…。だから…、お前だけはいつも抱きたい。」
私の背中にキスをしてそんな事を言う悠真を狡いとか考える。
好きだとは断定してくれない。
愛してるとは言うてくれない。
抱きたいだけの女。
「そういうの嫌か?」
乳首を弄り、私を感じさせながら聞いて来る。
狡いよ。
そういう聞き方。
抵抗なんか出来るはずがない。
「ゆう…。」
「イキそうか?」
「イキそう…。」
悠真がゆっくりと私の子宮を擦る感覚がする。
「あんっ…、そこ…。」
「ええよ。俺もイキそうや。」
「悠真…、イクッ!イクからぁ…。」
「くっ…。」
悠真が私の背中で呻く。
身体の中でドクンッと脈を感じる。
悠真が私の中でイク…。
愛されてないのに…。
たった、それだけの事を嬉しいと思う私だった。
後はほとんど意識がない。
悠真が私から水着を脱がせてから抱きかかえるようにして私を寝かせる。
悠真の体温しか感じない。
悠真の寝息しか感じない。
悠真だけの世界が好きだから私は悠真の腕の中で眠りにつく。