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振り向けば…
第38章 なんか変…



「感じちゃう。でも…、あんっ…、悠真の方がいい。」

「これでも?」


バイブのスィッチが入る。

ウィンウィンと私の身体の中で肉壁を押すようにバイブがうねりながら私の中を掻き回す。


「あーっ…、ダメぇ…。」


悠真の方がいいはずだけどイボイボの刺激にとんでもなく感じちゃう。


「来夢…。」


どうすれば悠真にわかって貰えるのだろう。

悠真が一番感じる。

でもエログッズの刺激に私はオーガニズムに達してまう。


「イクッ!あぁん…、イクッ!」


腰を突き上げて痙攣をする。

蠢くバイブの刺激にオーガニズムは止まらない。


「あーっ!」


何度も叫び声を上げる私を悠真がじっと見つめてた。


「良かったか?」


悠真が私の顔を覗き込んで聞いて来る。

少し意識を失くしてたらしい。

感覚がぼんやりとする。


「悠真…。」

「いっぱい可愛い顔してたぞ。」


悠真が笑う。

私には笑えない。

バイブにイカされただけの顔なんか褒められても嬉しくないと思う。


「来夢?」


悠真が私にキスをする。


「どうした?」


私の顔を撫でる。

私が感じたいのは悠真なのに…。

悠真の愛情が欲しいだけなのに…。

バイブに意識を飛ばすほど感じた自分が惨めになる。


「来夢?」

「ゆう…。」

「ん?」

「悠真を感じたいの…。」

「まだ物足りなかったか?」


違う。

違う違う違う。

どうすれば悠真に伝わるの?

どうすれば悠真にわかって貰えるの?

必死に馬鹿な頭で考える。

私は悠真よりも頭が悪いから…。

どうやって悠真に私が感じる理由を説明すればええのかがわからない。

バイブが与える無機質な快感と人の温もりを感じる愛情は別モノなのだと悠真にわからせたい私だけが必死になる長い夜はまだまだ続くのだった。


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