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振り向けば…
第41章 ただいま…
だから期待してドキドキとする。
パンティーが膝まで脱がされる。
「ゆう…。」
久しぶりに見られると恥ずかしい…。
「うげっ!?」
私の股間から妙な悲鳴が上がる。
「悠真?」
「お前、手入れサボったな!?」
「はぁ?」
「今すぐ綺麗にしてやる。」
そう言うて悠真がベッドから飛び降りる。
「ちょっと!?悠真!?」
「薬局に行って来る。」
あっという間にアホの悠真はホテルの部屋から飛び出してた。
あの…、アホたれ!
そう叫びながら自分の股間を見る。
ショボショボとお情け程度に私のまんこに陰毛が生えて来てる。
それが許せない悠真はわざわざ薬局へと駆け出してしまった。
神様…。
仏様…。
サンタクロース様…。
どうかお願いします。
私にアホで変態の男でなく、ごく普通のまともな彼氏を下さい!
そんな虚しい祈りを捧げるようにシャワールームで天井を見上げてレインボーシャワーを浴びる。
ホテルのパジャマに着替えて悠真が戻るのを待つしかない。
そろそろ日が暮れて素敵な夜景が見えるのに…。
クリスマスイブを迎える恋人の時間はまずは陰毛の処理からって最低だと思う。
「悠真の馬鹿ぁ…。」
泣きたくなる。
悠真がご機嫌で薬局から帰って来た。
「まずはルームサービス取って、来夢のまんこを綺麗にしような。」
パスタやサラダ…。
アラカルトにメイン料理を惜しげもなくたっぷりと悠真が注文する。
その料理を食べなから何故か私は股間に除毛剤を塗り付けられるという暴挙を受ける。
「来夢、あーん…。」
「食欲ないわ!」
「ちゃんと食え。骨張った鶏ガラみたいな女にだけはしないからな。」
よくわからない凄みを私に向ける悠真。
どういう思考をしとるんや?
諦めて悠真が差し出すフォークに付いたチキンやパスタを口に入れる。