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振り向けば…
第57章 主婦って…
「ゆう…、もう…。」
「もうちょい…。」
同じ会話を何度もした。
ベッドに四つん這いになる私のお尻側で腰を振る男をそろそろ蹴飛ばしたいとか考える。
既に2ラウンド目…。
1回目は久しぶりのせいか悠真が興奮をしたせいか珍しくアッサリと終わった。
「仕事やから…、寝るわ…。」
拍子抜けした私がそない言うた瞬間から何を思うたか悠真がムキになる。
「来夢…、もっかい…。」
そのまま寝ようとした私を背後から抱き締めて背中にキスを繰り返した悠真は私のお尻に自分の肉棒を擦り付けて来た。
「だから…、明日は仕事です…。」
「すぐやから…。」
そんな事を言うて私の胸を揉み私の股間に手を這わせ私が寝れない状況を作り出す。
「あぁ…、悠真ってばぁ…。」
その段階では余裕があった。
だけど、2度目の合体から1時間が経つと余裕なんかなくなる。
「ええ加減に…。」
しやがれ!
そう叫びたい。
快感なんかとっくに超えた。
イキ過ぎて擦られ過ぎたお腹の奥はひたすらジンジンとするだけ…。
「もうちょいでイキそうやから…。」
「30分前もそない言うた!」
「萎えるから我慢してくれや。」
このアホと結婚する。
後悔は先に…。
いや、それを言うてしもたら終わってまう。
それでも、この状況は限界や。
「萎えてええから寝かせろや!」
「やだね!」
30分後…。
無事に果てた悠真をスルーして私は完全に夢の世界に飛んでいた。
朝から鳴り響く携帯のアラームで目が覚めると携帯を放り投げたくなる私の悪い癖。
「来夢…、仕事やろ?」
携帯のアラームを止めて再びベッドに潜り込もうとする私を叱る男が居る。