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振り向けば…
第57章 主婦って…



お前のせいやぞ!

そう叫びたい私を無理矢理に起こす悠真。


「シャワーして来い。パンとコーヒーくらいは用意しといたるから。」

「今…、何時?」

「6時半や。」

「あぅ…。」


諦めてベッドから出てシャワーを浴びる。

さすがに結婚をしたら休日以外は悠真とはベッドを別にしようとか考えてまう。

毎晩これだと私が朝食を作る事すら不可能になる。

シャワーを済ませたら悠真が焼いてくれたトーストをコーヒーで流し込むだけの朝食。


「なぁ、今日は来ないんか?」


悠真がそう聞いて来る。

不安なのだと感じる。

このまま、お父さんに別れろと言われるかもしれないと考える悠真は私を家に帰したくないらしい。

それでも…。


「帰るよ。家出する訳にはいかへんからな。」


そう悠真に言うてやる。

悠真のおばちゃんは龍平おじさんの為に家出した。

そんな事だけは許さないとお父さんは言うてた。

お父さんが結婚に反対する理由はわからんけど、それを悠真と2人で解決するまでの間、私はお父さんに逆らうつもりはない。


「週末には来るから…。」


悠真のところに泊まる事までは反対されてない。

された場合、前のようにお母さんが私に注意をして来ると思う。


「いってきます。」


何事もなかったように悠真の家を出て仕事をする。

家に帰り、リビングに居たお父さんと話をする。


「なぁ、お父さん…。」

「お?なんや。」


タバコを咥えてビールを飲むお父さんはご機嫌で私と悠真の結婚を反対してるようには見えない。


「週末にお母さんとお寿司屋に来て…。」

「どないしてん。」

「悠真の方はおばちゃんと藤井さんを呼ぶから…。」

「何の為にや?」


わざとらしくお父さんがとぼけて聞いて来る。


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