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振り向けば…
第8章 お前と同じ大学…



「愛してるよ。」


そんな言葉だけ繰り返されても感じない自分に

もしかして私は不感症か?

と悩みたくなる。

アルバイトばかりで週に1度会えばラブホに直行する彼氏…。

これを恋愛だと人は言う。


「東京に行こうぜ。」


夏休みの最初に先輩がそう言う。

少しだけ嬉しかった。

初めて恋人らしいデートが出来るのかと期待した。

なのに…。


「東京タワー?そんなん見ても意味ないやん。」


そう言って先輩は新幹線から降りたらホテルに直行する。

安っぽいビジネスホテル…。

あっという間に服を脱がされて先輩が私の上で腰を振るという東京旅行。

そんなん大阪でも出来るやん?

冷めたSEXだから、頭で色々と考える。

何も感じない。

こんなのは恋愛じゃない。

わかってるのに抜け出せない。

東京駅で買うたお土産を悠真の家に持って行く。


「東京に行ってたんか?」

「うん…。」

「例の先輩か?」

「うん…。」


悠真は私に何も言わない。

溝口先輩の時もそうだった。

私に彼氏が居ようと居まいと関係がないという態度の悠真。

いや、アレを彼氏と呼べるのか?

なぁ…、悠真…。

こんな私を軽蔑する?

聞きたくても聞けない。

馬鹿な女は嫌いだと言うに決まっとる。

完全に悠真が嫌いな馬鹿な女に成り下がった自分に涙しか出ない。

それから、しばらくは先輩からの誘いから逃げ続ける私が居た。

生理だから…。

体調が悪いから…。

言い訳をして先輩とは会わないようにする。

早く別れなくちゃ。

悠真とまともに顔を合わす事も出来ない自分になってまう。

悠真に何も言えないまま、1人でもがき苦しむ日々を過ごすだけだった。


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