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振り向けば…
第8章 お前と同じ大学…
ますます建築にのめり込んだ。
私に出来る事…。
復興を目指すなら建築は絶対に必要な職業。
誰よりも勉強をする。
資格を取れば全国で働ける。
「ねぇ…、ちょっと参加しない?」
大学で友達になった彩(あや)から誘われた。
いわゆる合コン…。
震災で大変な時に合コン?
そうは思っても大学での付き合いはそれなりに必要になる。
レポートなどで適当にグループになれとか言われる時がある。
付き合いが悪い人ははみごにされて1人でレポートに苦しむ事になる。
仕方がなく1次会の居酒屋だけ参加する。
2次会のカラオケはお断りだと思う。
「来夢ちゃん?もう帰るの?」
帰ろうとすると同じ学部で先輩である2年生の男の人にそう言われた。
今では名前すら忘れた人…。
その時はその人に家の近くまで送って貰い、その後、何かと声を掛けられては話をするようになり、付き合うて欲しいと言われて付き合うた彼氏…。
はっきり言うて最低な男だった。
あれは黒歴史…。
私の人生の中での一番の後悔…。
先輩は普段はアルバイトに熱心な学生…。
休みになると私に連絡が来る。
半ば無理矢理にラブホに連れて行かれた。
「痛いっ!」
初めては痛くて当然?
冗談じゃない。
あれは地獄の苦しみだった。
「やだぁ!もうやだぁぁぁっ!」
そう叫ぶ私の口を押さえた先輩が居た。
「最初だけやから…。」
本当に無理矢理に捩じ込まれた。
頭が激痛で真っ白になった。
確かに痛いのは最初だけ…。
その後は痛みはなくなった。
その代わり全く感じない。
ただ私の上で先輩が腰を振り果てるを繰り返す。