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ハプニングは突然に【完】
第4章 イケメン高校生

私の方をじっと睨みながら
「私は名原のことが好きです。でも・・・。」
と、手をぎゅっと握りしめて
「名原が好きなのは、朝痴漢をされた貴女です。鈍すぎませんか?」
と、苛立った声で言われて
あ。私はこういうところが抜けてるよね。と思った。
「思春期の性欲が朝から爆発したのかと。」
と、へらっと笑ってみると
「彼のしたことは最低だし信じられないけど、なんで彼が貴女のこと好きなのか私は理解できない。」
と、怒りをにじませている。
あぁ、なんか若いなぁ
周りが見えてないってこういうことなんだろうな
「・・・彼のこと、凄く好きなのね。私に嫉妬してるのね。」
と、いうと更に表情を曇らせて
「嫉妬なんてしてないです。」
彼女は語気を強くしていった。
ふぅ・・・
と、ため息をついて
「今回、私があなたに連絡したのはね、彼と直接会うのは嫌だけどあなたを通して彼の謝罪の言葉が欲しかったからなの。あなた、からのではないの。それに、被害者に対して少なくとも加害者と関わりのある人間がそんな風に喧嘩腰に話すのはダメよ。」
と、諭す。
我ながら、よくうまく言えたもんだと自分で自分を誉めたい!
ゆり!すごーい!と、脳内で自分をほめるお祭りが行われている。
うふふ、と笑っていると
彼女は先程までの表情とはうってかわって
「そうですよね。後日、本人もつれてきちんと謝罪します。それに、失礼なこと沢山言ってごめんなさい。」
と、素直に謝罪してくれたので
「もういいわ。お茶楽しみましょ。」
と、気分を変えてちょうどテーブルにやって来た紅茶とケーキのセットを楽しんだ。
彼女がコーヒーをのみ終える頃、ずっと黙っていた口が開き
「確かに私は綺麗でしっかりした貴女に嫉妬していたんだと思います。貴女が、今朝されていたことだって私は彼にならしてほしかった。」
綺麗でしっかりした!!!!
私が!?
「えぇ~、そんなことないわよぉ。うふふ。」
と、返すと
「しっかりというのは訂正した方が良さそうですね。」
と言われて
シュン。とした。
ばれてるみたいね。
「私は名原のことが好きです。でも・・・。」
と、手をぎゅっと握りしめて
「名原が好きなのは、朝痴漢をされた貴女です。鈍すぎませんか?」
と、苛立った声で言われて
あ。私はこういうところが抜けてるよね。と思った。
「思春期の性欲が朝から爆発したのかと。」
と、へらっと笑ってみると
「彼のしたことは最低だし信じられないけど、なんで彼が貴女のこと好きなのか私は理解できない。」
と、怒りをにじませている。
あぁ、なんか若いなぁ
周りが見えてないってこういうことなんだろうな
「・・・彼のこと、凄く好きなのね。私に嫉妬してるのね。」
と、いうと更に表情を曇らせて
「嫉妬なんてしてないです。」
彼女は語気を強くしていった。
ふぅ・・・
と、ため息をついて
「今回、私があなたに連絡したのはね、彼と直接会うのは嫌だけどあなたを通して彼の謝罪の言葉が欲しかったからなの。あなた、からのではないの。それに、被害者に対して少なくとも加害者と関わりのある人間がそんな風に喧嘩腰に話すのはダメよ。」
と、諭す。
我ながら、よくうまく言えたもんだと自分で自分を誉めたい!
ゆり!すごーい!と、脳内で自分をほめるお祭りが行われている。
うふふ、と笑っていると
彼女は先程までの表情とはうってかわって
「そうですよね。後日、本人もつれてきちんと謝罪します。それに、失礼なこと沢山言ってごめんなさい。」
と、素直に謝罪してくれたので
「もういいわ。お茶楽しみましょ。」
と、気分を変えてちょうどテーブルにやって来た紅茶とケーキのセットを楽しんだ。
彼女がコーヒーをのみ終える頃、ずっと黙っていた口が開き
「確かに私は綺麗でしっかりした貴女に嫉妬していたんだと思います。貴女が、今朝されていたことだって私は彼にならしてほしかった。」
綺麗でしっかりした!!!!
私が!?
「えぇ~、そんなことないわよぉ。うふふ。」
と、返すと
「しっかりというのは訂正した方が良さそうですね。」
と言われて
シュン。とした。
ばれてるみたいね。

