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ありがとうを君に…
第12章 あれから…

先生とクリスマスに別れて7回目の夏…

先生は元気にしてるかな…
奥様と子供さんと、仲良くしてるかな…
毎日お仕事頑張ってるかな…

私は…先生の事、忘れた日なんて一日もなかった

先生は…私の事、きっともう忘れただろうな…

フフフッ…忘れるよね、だって大切な家族が
ちゃんといるんだもん…


ガサガサ…じゃらじゃら…

きっとこれも…持ってないだろうな…
私には、とってもとっても大切な物

先生とお揃いの四つ葉のクローバー
そっと胸にあててみる…
気付けば、私の日課の一つになってる事

涙が込み上げてくる…泣いちゃダメだ!!
倖太が気付かないうちに、キーチェーンを
バッグに入れる

少しすると、倖太が笑顔で戻ってくる

「ママ―、お顔洗ってきたよー!」

「うわっ、ピッカピカだ!倖ちゃんカッコイイ 笑
さぁ、じゃあ食べようね」
「うんっ」

「じゃ、手を合わせて…」

「「 いただきますっ 」」

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