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ありがとうを君に…
第12章 あれから…
離婚時に話した保険のお金も2年前に満期になった
と誠一から連絡があり、振り込んでもらった
誠一とは、それで本当に終わった
離婚前までの地道に貯めてたお金もあり、働け
なかった時期もどうにか過ごせた
でもこれからは、倖太の学費に使おうと思っている
高校はもちろん、大学に行きたいと思った時に
片親だという事で、出来ない、行けないと思わせ
たくない、やりたい事は出来る限りさせたいと思う
これからの毎日の暮らしは、贅沢さえしなければ
母の年金と、私のお給料でどうにかやっていける
私は倖太が居てくれるだけで、何もいらない…
もう何も…
今の私には倖太の幸せこそが全て
倖太の為…それが私の力になっている
かけがえのない存在、倖太は先生と私の愛そのもの
そして、私の命なのだから…