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ありがとうを君に…
第13章 四つ葉のクローバー

18時半を過ぎた頃、先生は来た

「遅くなってゴメンね…倖太、お腹空いただろー」
「ボク大丈夫だよ!先生見て、おはしとコップ…
ボクが出して並べたんだよ 笑」

「お手伝いしたのか?凄いじゃないか 笑」

「じゃ、ご飯ついで食べようね…先生車ですよね?
お茶は冷たいのでいいですか?」

「うん、ありがとう」
「ボク、注いてあげるね 笑」


親子3人での食事って、こんな感じなのかな…
父親がいる生活って、こんな感じなのかな…
もし倖太が、本当は先生がパパなんだって事
知ったらどう思うだろう…
パパは亡くなってるって言ってた事が嘘だと
知ったら、私の事嘘つきだって怒るかな…

でも、やっぱり今更どうなる事もないだろう…
あの日、あの時…私達は離れてしまったんだから…

先生…私の手料理、初めて食べてくれた
倖太も先生がいるからか、いつもよりいっぱい
食べていた…
よかった…ここは、先生に感謝だ!

食事が終わると、先生は倖太と2人、ブロックで
遊んだり本を読んでくれたり…私には夢のような
光景だった


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