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ありがとうを君に…
第15章 親孝行
「それが、仁実さんはお母さんを1人にはさせられ
ないから、結婚出来ないと言ってます
同居になると、私がゆっくり出来ないと…私は
そんな事ないって言ってるんです
仁実さんのお母さんなんですから大丈夫です…
どうか、一緒に暮らしてもらえませんか?」
「ハーッ…仁実は困った子だわね、今日はあとから
来るはずだから、その時あの子にも、話しましょう
ね…」
「あの…お母さん、あの…すみません、改めまして
娘さんを私に…私の妻にしても、いいでしょうか…
高山仁実に…高山倖太になってもらってもいいで
しょうか?どうか、お願いします」
「あらあらっ先生…それは私が決める事ではない
ですよ、仁実と倖太が決める事です
私は…あの子が決めた事に反対はしません、それに
私は、先生の誠実さはわかってるつもりですよ…
7年前の入院の時によくしていただきましたから
ね…フフフッ、先生、仁実への説得頑張って!!」
「…はっ、はい…」