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ありがとうを君に…
第17章 ありがとうを君に…
猛暑続きの夏も終わり、もうすっかり秋になった…
無事、倖太の運動会も終わり、そして、母も長い
入院生活が終わった
倖太は宣言通り、かけっこで1番になり、帰り道
先生から肩車されて、すっごい喜んでいた…
そんな2人の姿を見て、当たり前だけど、私まで
嬉しくなっちゃった
先生は、母が退院した後も、仕事帰りは毎日必ず
私達の家に寄って、一緒にご飯を食べた
先生、気を使ってなかったらいいけど…
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もう、11月半ば過ぎ…先生から突然
「12月の3連休、何か予定ある?」
12月かぁ…今年もあと少し、3連休ってあったん
だっけ?
「何もないですよ…笑」
「じゃ、俺の家に泊まりに来ない?倖太と2人で…
3人でクリスマスしようよ…」
「えっ…泊まりに行ってもいいの?」
「もちろん!いいに決まってるだろう!
3人でお出掛けしよう(笑)ケーキも買おうよ…
ゆっくり家で食事してもいいし、レストランで
食事してもいいし…3人で過ごしたいんだ」