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ありがとうを君に…
第3章 結婚
怖かった…いつ手をあげられるか、怖くて
たまらなかった
こんな気持ちで、私…結婚するの?
涙が溢れてくる
「誠一…私、結婚の事…考え直したい。
今のままじゃ私、結婚なんて出来ない」
「はっ?お前、何言ってんの?もう、来月
だぜ!親に何て言うんだよ…
それなら、お前から説明しろよ…
まっ、誰もお前の言う事なんて
聞かないから」
「…ひどい」
涙が零れ落ちていく
「ひどいって、どっちがだよ」
首を傾げながら離れていく
本当の誠一って…今の誠一が本当の姿?
やっぱり怖い
これから夫婦としてやっていける?
ヤダ、私はヤダよ…