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ありがとうを君に…
第5章 失うもの

それから、3日後の朝…
お腹に激痛が走り目が覚めた


「痛い…痛い… 赤ちゃん、赤ちゃんが…」

咄嗟に出た言葉
下着はもちろん、シーツが真っ赤に染まっている

「嘘… 嫌だ、何これ… 助けて、お願い助けて」

誠一も慌てている
2人ですぐ病院に向かいすぐ診察室へ


「流産です」

先生の言葉が夢なのか…現実なのか…
わからないまま、私は意識を失った

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