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ありがとうを君に…
第8章 別れ

部屋から出て行こうとした先生は振り返り

「そうだ!忘れてた…明日、明後日学会で出張に
なるんだ、だから2日間ここに来られないから…
大丈夫か?明後日だったろ、外出する日」

そうだ…誠一と話をする為に許可申請した日は
明後日だ

「疲れたら、すぐ病院に戻るんだよ、いいね!
これは医師としての言葉、わかったかい?」
「クスクスッ…ハイッ」

「自分の気持ち、思いをしっかり話しておいで…
これは、1人の男としての言葉だけど…」
頭を掻きながら言う先生
「ハイッ…ちゃんと話してきます。じゃ明日
明後日はメールしない方がいいですよね?」

「それは構わないよ、忙しかったら返せない
だろうけど…もしかしたら、先に私が送ってしまう
かもな…寂しくて」
「////寂しいなんて、口がうまい」

「仁実にしか言わないよ」
「またっ//////…先生の嘘つき」

「ハハッ…仁実といると本当に楽しいよ!じゃ
そろそろ仕事に戻るから、とにかく、明後日は
気を付けて行くんだよ」
「はい、先生も…行ってらっしゃい、気を付けて」

「うん、行ってくるよ!」

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