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ありがとうを君に…
第10章 クリスマス

クリスマス、私と過ごしてくれるんだよね?
約束してくれたもんね?
空けておいてねって、言ってくれたもんね?
あれって、もしかして…本当はジョーダン?
いつの間にか、公園のベンチに座っていた…
目の前に、可愛い男の子が来て心配そうに
話し掛けてくる
「お姉ちゃん、痛い痛いしたの?」
「えっ?」
「どこか痛いの?泣いちゃう位痛い痛いしたの?」
「泣く?」
えっ誰?私が?手のひらを頬に当てると…濡れてる
私、泣いてたんだ…そう思うと涙がどんどん溢れて
ポロポロ流れ落ちていく
「お姉ちゃん?」
「ごっ…ごめんね、ありがとう…もう大丈夫だよ!
ちょっと、目が痛くて…」
「ボクが飛んでけしてあげる(笑) 痛い痛いの~
お空に飛んでけ~!! どう?まだ痛い?」
「ありがとう(笑)凄いね…もう全然痛くないよ!」
もし…もし私にも子供がいたなら、こんな風にして
くれただろうか、もし愛する人との子供がいたら…

