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旧家のしきたり
第3章 最初の試練
「お嬢様、ここに横になってください」

清さんは、乳房を十分に楽しんだあと、美穂を布団の上に仰向けに寝かせ、本格的な行為に入っていった。美穂の華奢な身体の上に、清さんの大きな身体がかぶさっていく。

清さんは、キスをしようと顔を近づけたが、美穂は、頭を左右に振ってよけた。

「それだけは、お願いです、かんべんしてください」

「ここは坊ちゃんだけ、ということですか……」

清さんは、ちらっと僕のほうを見た。

僕は嬉しかった。どうだい、清さん。美穂は僕のものなんだ。そんな優越感を感じながら、僕は清さんを見返した。

清さんは、仕方ないという表情をして、視線を美穂の顔に戻すと、

「わかりました。では……」

素直に唇をあきらめ、顔を美穂の胸へと動かした。固く膨らんだ桜色の乳首を吸い上げる。

「うぅんっ」

美穂は口を固く結び、耐えるように眉をひそめた。

清さんは、中年男らしく、ねちっこく乳首を舐め続けた。乳房全体を手でやんわりと揉み上げながら、乳輪を舐め、乳頭を舌で転がすようにしている。

やがて美穂は、少しずつ切ない吐息を漏らすようになった。見計らったように清さんの片手が美穂の下半身の方へと這っていく。淡い茂みをかき分けるようにして、ごつい指が美穂の太腿の間に滑り込んでいった。

「あっ」

美穂は慌てて腿を閉じたが、もう遅い。清さんの中指が美穂の秘唇にしっかり食い込み、奥をうかがうように淫らに蠢いている。

そのまま清さんは、手のひら全体を美穂の股間にやんわりと押し付け、蝉が羽根を震わせるように小刻みに振動させた。

「どうですか、お嬢様、こうすると気持ちいいでしょう?」

「そんなことありませんっ」

美穂はそう答えたが、感じているのは僕にもわかる。身体の震えを堪えるように眉間にしわを寄せていた。

清さんはニヤッと笑うと、股間への愛撫を続けながら、再び美穂の乳首を口に含んだ。
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