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友泉(ゆうみ)とたっくん
第1章 友泉(ゆうみ)とたっくん
ふたりでブライダルフェアを回ったあと、ぼくとかあさんは一階のエントランスのカフェテリアへ行きまして、お話しをすることにしました。
ぼくとかあさんは、チーズケーキとブレンドコーヒのケーキセットをいただきながら、ふたりの今後のことについてお話しをしていました。
「かあさん。」
「なあに?」
「挙式披露宴とハネムーンのことに加えて…家のことをシンケンに考えないといけないよね。」
「そうよね…今住んでいるところはたっくんの実家の近くのアパートだから…たっくんの実家から離れた場所に土地を買って…ふたりだけのおうちを建てたいわね…」
「そうだね。」
今、二人で住んでいる家は賃貸のアパートで、部屋がせまい上にぼくの実家に近いことから、ぼくの実家からうんと離れた場所で立地条件のいい土地を探さなくてはなりませんでした。
挙式披露宴は、来年のヴァレンタインデーの翌日の土曜日に挙げたいと思っていたので、その日に仮予約をとっておきました。
さあこれから準備をしないといけない時であることは分かっていましたが、6月に入ったあたりから仕事に追われてばかりの日々が続いていたので、住まい探しと挙式披露宴の準備がおろそかになってしまったのでありました。
そして6月の最後の金曜日に、深刻な事件が発生してしまったのでありました。
ぼくとかあさんは、チーズケーキとブレンドコーヒのケーキセットをいただきながら、ふたりの今後のことについてお話しをしていました。
「かあさん。」
「なあに?」
「挙式披露宴とハネムーンのことに加えて…家のことをシンケンに考えないといけないよね。」
「そうよね…今住んでいるところはたっくんの実家の近くのアパートだから…たっくんの実家から離れた場所に土地を買って…ふたりだけのおうちを建てたいわね…」
「そうだね。」
今、二人で住んでいる家は賃貸のアパートで、部屋がせまい上にぼくの実家に近いことから、ぼくの実家からうんと離れた場所で立地条件のいい土地を探さなくてはなりませんでした。
挙式披露宴は、来年のヴァレンタインデーの翌日の土曜日に挙げたいと思っていたので、その日に仮予約をとっておきました。
さあこれから準備をしないといけない時であることは分かっていましたが、6月に入ったあたりから仕事に追われてばかりの日々が続いていたので、住まい探しと挙式披露宴の準備がおろそかになってしまったのでありました。
そして6月の最後の金曜日に、深刻な事件が発生してしまったのでありました。