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クレオメ~君の隣に居たい❤️
第22章 泥棒猫は・・・・
私は最低だ。
自分の私生活が潤っていないからと言って・・・奥さんが居る人と関わった。
そして関係ない後輩に・・・。
助けられた。
宮君が来なかったらアンタどうする気だったの???
自分の言葉で言い訳すら思いつかないなら・・・・。
こんな事してんじゃない。
そう思った・・・。
「もーさん???」
自然に脚が止まって・・・宮君の私の肩を抱く手が解かれた。
「・・・ごめんなさい・・・・」
会す顔がない。
私は・・・。
みっともない。
宮君はまた私の手を握って・・・・。
「もーさんが謝る事じゃない、相田さんが・・・解決すべきことだ・・・」
そう言ってゆっくり・・・歩きだした。
違うの・・・宮君。
私もいけないの。
私がいけないの。
歩きながら視界が曇って行く・・・。
頬を伝って落ちるものが何で出てくるかも分からないの。
きっと泣きたいのは私じゃない、私は泣く権利はない・・・なのに・・・。