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第9章 公開治療 腋剃り

どよめく客席、里穂がマイクを剃刀に持ち替え、紗季に迫る。
ふと、立ち止まる里穂。
「あ、ジェルが無い・・先輩の腋、汗ばんでるけど、これじゃぁ」
暫く考え、何かを思い付いた里穂が、順に耳打ちをする。
頷いた順の目が、興奮に輝く・・

「えっ、な、何してるのぉ？ 里穂ぉ・・あ、順もっ・・？」
いきなり、里穂の身体を抱きしめた順。
軽く口付けを交わし、指を2本、里穂の口に差し込んだ・・
順の指が里穂の口中を、動き回る、百戦錬磨の指技・・
片や、全身の性感帯が熟している里穂。

(えっえっ？ 順っ、里穂と、そう言う関係なのぉ？)
驚きよりも、昨日の順の指を思い出し、切なさが込み上げる紗季。

「あ、ダメぇ、順っ、止めてよぉ、何で里穂なんかを・・？」
「う、嘘っ・・俺の里穂ちゃんが・・止めて、くれぇ・・」

「は、はぁ はぁ はぁぁぁんっ・・んっんっ・・」
紗季とはタイプが異なるが、負けず劣らずの美少女、里穂。
女の娘の性感帯を知り尽くしてくれるのか？ それとも、里穂の身体を知り尽くしているのか？ 明らかに、性的な甘く乱れた里穂の息遣いが、放置されたマイクを通して、会場に流れる・・

思ってもみない展開に、息を呑む観客・・
興奮のあまり、分泌した大量の里穂の唾液が、順の指を濡らす。
「んっ・・」
里穂の目の合図に、順が指を引き抜いた・・
本気で感じていたのか、ドロっとした里穂の唾液が、順の指から糸を引く。