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会えたから
第12章 大学生
家に帰ると、激甘な両親とオニの兄に帰宅が遅いと怒られる

ま、想定内。

はいはいと返事をして部屋にこもりチーちゃんに早速電話で報告!

「チーちゃん、今日はありがとうございました!おかげでデートしてきたよ~~」

「それでそれで?」

「アメフトマンの集まるレストランへ行って、夜景見て帰ってきた~」

「いい調子じゃん!あれ?アメフトマンの集まるレストラン??車でしか行けないとこ??アメリカンテイストな内装で、ゴハンがすごいボリュームの???」

「うん!!そうだけど、どうして??」

「もしかして、ミオの言ってるカイ君て青城学院の木下君?」

「チーちゃん、エスパー?それともストーカー?」

「いや、その子超有名選手!」

「そうなの?」

実はチーちゃんはやたらとアメフトに詳しかったのだ。そりゃもう、マニアとしか言えないほど。
大学生の試合はもちろん、高校生の時にカイ君も出たクリスマスボウルも毎年見に行くくらい。しかも誰のファンと言うわけでもないのに。

完璧な才色兼備のお嬢様。のイメージが崩れ落ちる。。

でも、ちょっと安心した。完璧すぎる人って気を使うじゃない?!
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