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会えたから
第14章 出会いは必然?
もともとが地味だったし、人見知りな私

サークルとかは面倒な上、チーちゃんの家来業??!!に忙しい

大学へは細々と行っていたが、学内滞在時間は極端に短かったと思う。そんな私にも新しい友達が出来た


同じ学部の女の子と時々一緒に学食へ行っていたのだが、気が付けば女子男子合わせて10人くらいのグループになっていた
メンバーは学部を跨いでいて、いつも誰かが入れ替わって、でも皆仲良くやっていた


その中の一人に、とあるアパレル会社の社長令息がいた。

歳は2歳上で、華奢な体にいつも素敵な洋服を着ていてセレブ感たっぷり。皆からは「あっくん」と呼ばれていた
話し方も丁寧というか、チャラくない軟派な感じというか。いつも、周りに男女関係なく友達がいてニコニコ笑っている穏やかな子

会うと、髪形や服装を褒めてくれて

「王子様みたいな子だな。と、いうより、ちびまる子ちゃんの花輪君みたいだな」

というのが第一印象。でも今まで好きになった人とは全然タイプが違ったから、それ以上の感情はなかった
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