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会えたから
第28章 帰国する
入ってきたのは


!!リキ!!!

後で聞いたのだが、先日聞いた話と、二人の空気から3Bがリキに連絡してくれてたらしい。ちなみに試作品ってのも方便で、時間稼ぎの為、テキトーなものを作って出してくれた。(モチロン、メニューになることはなかった)

リキは私たちの前に「よう!」と言いながらドカっと座り、「一緒に飲もうぜーー」と笑顔で言う

あっくんは「ゴメン今僕たち話してるから」

私「いいじゃん。聞いてもらお。」

リキ「どうしたどうした?別れ話か?」わざと冗談っぽく言う

私すかさず、「そうなの。でもあっくんが聞いてくれない」

あっくん「なんで僕たちの問題を人に話すの?」

私「リキだからいいじゃない。」

あっくん「何?ミオはリキが好きなわけ?」

私「どうしてそういう話になるの?それこそ、リキは関係ないでしょ?私たちの問題じゃなかったの?」


私「改めて言います。私と別れてください」

あっくん「ミオは僕じゃないと幸せになれないよ。」

私「さっきギュッと握られていた腕をみせて「こんなに痣になるほど、引っ張られて、さっきも平手打ちされたよね?そんなんで幸せになれると思うの?」

あっくん「僕から離れなければこんなことにもなってないよ」

私「本当に、本当にもうムリです。別れてください」

あっくん「僕こそムリです。そもそもミオは僕なしでやって行けるの?ミオのココロとカラダを満足させられるのも僕だけだと思うけど?」

私「やっていきます。今はいないけど、必ず探し出して幸せになります」

あっくん「こんな話、店でやってたら迷惑だから帰るぞ」

私「リキが付いてきてくれるなら、行く。リキ、巻き込んで本当に申し訳ないけど来てくれる?」

リキ「俺はかまわないよ」

あっくん「だから!!!!リキには関係ないっつってんだろ!!!」

私「こんなテンションのあっくん家に行くのは嫌だ」

暫くこんな押し問答が続き、平行線のまま。
リキは何も言わず見守ってくれていた

しびれを切らした私が「ごめん。帰る。二度と連絡してこないで!!」
そういって席を立とうとしたら、あっくんが腰をHOLDしているので立てない。

もういやだ。。。。
泣くつもりはないのに涙が止まらない
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