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会えたから
第29章 あっくん
あっくんのご両親とあっくん、ウチの父母と私の6人で集まる。
場所はウチの無駄に広くて普段は使っていない和室
なんだか時代劇めいていて、笑える。。。
事の経緯を父が説明する
あっくん母は、「ウチのアツがそんなことをすることない」と強気だったが、私が「証人がいる。今から呼んでもいい」と言うと
「呼んでみなさいよ!」と仰る
さすが大企業の社長。押しが強い。。と変なところで感心
リキと3B(バーテン)に連絡する「スグ行く」と言ってくれた二人。
その電話を横から奪って、あっくん母は話しだした
「お話は分かりました。来ていただかなくて結構です」勝手に電話を切ってしまう
「こんな子供だましの口裏合わせで、アツを陥れる気?」
「は?前々から別れてほしいと言っていたのは私です。それでDVに及んだのはあっくんです。先ほどの二人の他にも、暴力を受けているところを見ている人がいます。」
「アツは優しい子なの。暴力なんて振るうわけがない」
私は、リキに言われて念のために撮っていた痣の写真を見せた
「これはあっくんに引きずられたときにできた痣です。写メの日付に二人がもめている現場を見ていた人もいるので、裁判なさるのでしたら、証人になってもらいます」
その後も泣き叫びながら話す私とあっくん母のやり取りは続いたが、だんだん、あっくん側が不利になってきた
ずっと黙って一連のやり取りを見ていた父が深々と頭をさげて「もう、娘の事は忘れてやってください」父が言った。
「申し訳ございません。アツのことは責任を持ってミオさんと別れさせます。もし、慰謝料も辞さないと仰るのでしたら、ウチの弁護士を通じてご連絡ください」あっくん父が言う
「金欲しさにこのような場を設けたのではありません。もう、娘には近づかないでください。私共の願いはそれだけです」父は怒っていた
「それから、あっくん自身にきちんと謝罪していただきたい」
あっくんも深々と頭を下げて「ミオごめん。いままでありがとう」
私も「あっくん、いままでありがとう。それから、お母様、先ほどの行き過ぎた言葉の数々、すみませんでした」と頭を下げた
やっと、あっくんとのことが終わった
。。。はずだった
場所はウチの無駄に広くて普段は使っていない和室
なんだか時代劇めいていて、笑える。。。
事の経緯を父が説明する
あっくん母は、「ウチのアツがそんなことをすることない」と強気だったが、私が「証人がいる。今から呼んでもいい」と言うと
「呼んでみなさいよ!」と仰る
さすが大企業の社長。押しが強い。。と変なところで感心
リキと3B(バーテン)に連絡する「スグ行く」と言ってくれた二人。
その電話を横から奪って、あっくん母は話しだした
「お話は分かりました。来ていただかなくて結構です」勝手に電話を切ってしまう
「こんな子供だましの口裏合わせで、アツを陥れる気?」
「は?前々から別れてほしいと言っていたのは私です。それでDVに及んだのはあっくんです。先ほどの二人の他にも、暴力を受けているところを見ている人がいます。」
「アツは優しい子なの。暴力なんて振るうわけがない」
私は、リキに言われて念のために撮っていた痣の写真を見せた
「これはあっくんに引きずられたときにできた痣です。写メの日付に二人がもめている現場を見ていた人もいるので、裁判なさるのでしたら、証人になってもらいます」
その後も泣き叫びながら話す私とあっくん母のやり取りは続いたが、だんだん、あっくん側が不利になってきた
ずっと黙って一連のやり取りを見ていた父が深々と頭をさげて「もう、娘の事は忘れてやってください」父が言った。
「申し訳ございません。アツのことは責任を持ってミオさんと別れさせます。もし、慰謝料も辞さないと仰るのでしたら、ウチの弁護士を通じてご連絡ください」あっくん父が言う
「金欲しさにこのような場を設けたのではありません。もう、娘には近づかないでください。私共の願いはそれだけです」父は怒っていた
「それから、あっくん自身にきちんと謝罪していただきたい」
あっくんも深々と頭を下げて「ミオごめん。いままでありがとう」
私も「あっくん、いままでありがとう。それから、お母様、先ほどの行き過ぎた言葉の数々、すみませんでした」と頭を下げた
やっと、あっくんとのことが終わった
。。。はずだった