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会えたから
第4章 臨海学校
キャンプファイアーは全クラス参加

一番うしろでノリちゃんと見ていたら
肩をポンと叩かれた

リョウ君/////

黙ったままニコリとして手招きされる
ノリちゃんは満面の笑みで手を振ってくれた

トコトコとついて行くと
皆んなから随分離れた場所で立ち止まった

「一緒に見よ?」小声で言われる

「でもユカリ軍団が。。」

「暗いから大丈夫だよ」

ただ黙ってキャンプファイアーを見る

リョウ君は背が高いから肩の辺りに私の頭が当たる
見上げると穏やかな笑顔で私を見ていた

ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ
目が合うだけで真っ赤になってしまう

「今日、ナンパされたんだって?」

「え?は?ないない!」大きく否定する

「有名私立の子。」

「あーーあれ?ノリちゃん目的だよ。何で知ってるの?」

「バレー部スパイ情報」笑っている
「送って行けば良かった。あそこの学校、ガラ悪いから」

「甲子園常連校だよ?進学校だし」

「ガラ悪くて有名だよ?」

「私なんてゴマだから大丈夫」

「ゴマって」リョウ君は吹き出した

キャンプファイアーが終わり、民宿へ戻る
ノリちゃんと歩いていたら
「送る」と言ってリョウ君もついてきた

「リョウ君、ユカリ軍団がうるさいからいいよ」

「さっきナンパされたんでしょ?
夜だし二人とも危ないよ」

結局民宿まで送ってくれた
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