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会えたから
第12章 大学生
大量に並んだお料理に、圧倒されながらもチマチマと食べる私をよそにカイ君は次々と平らげていく

「これ、美味しいよ」とか
「こっち食べてみて」とか

私のお皿にとりわけながらも、ガツガツと音がする程、でもとても綺麗な所作でたべる。たべる。たべる。。

(食べる量は体育会だけど、食べ方綺麗だな。お育ちがわかるわ)
余りに気持ちよく美しく食べるものだから見とれていたら

「ミオちゃん、食べないの?」

見とれていました。とは言えず「た、食べてるよ。美味しいね」といった

「うん。美味いな」

アメリカンサイズだが、お味は日本人向け。アメフトマンに人気なのが頷ける。

ふと、周りを見渡すと、見た事のあるアメフトマンもチラホラ。

「カイ君、他のチームの人とか、先輩とかいるみたいだけど、顔さすんじゃないの?」と聞くと

「先輩はさっき挨拶したし、知ってるヤツもいるけど、ミオちゃんと一緒なだけだから構わないよ」

でた!またこの微妙な発言。

私、勘違いするよ?!

今こそ、彼女のこと聞くべきじゃないの?

でも今、ここで彼女いるとか言われたら、この後気まずすぎる。。

と、心の中はシッチャカメッチャカというか右往左往というかとにかく纏まらない状態

でも、結局言えないまま、アメフトの話や塾の話などをして、食事は終わった
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