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ディープフォレスト
第3章 命題


自分がいることで
嫌な気分になるものも
いるかもしれない。

アキトは
タァーナたちに
エバーを任せ、

野宿の場所に戻った。


エバーたちは
危ないからと
引き留めたが

火の始末も
してこなかったので

火事になっては
一大事である。


(まぁ燃え広がるような場所じゃあなかったけどな)


立ち去るための口実には
もってこいだった。


白々と夜が明ける頃、

まだ
消えきらぬ焚火の前に
それはいた。


エバーたちのようには
草花の服を纏わず

伸びっぱなしの髪が
残ばらであり

泥に汚れてもそのままの

それは狂獣。


アキトの食べ残したものを
貪って

うずくまっていた。


「…………」


アキトは息を飲んだ。

気付けば
アキトのことも
襲ってくるだろうか。


何度も何度も
鳥の骨を落とす、

よく見ると
両手を
火傷しているみたいだ。


(焚火の中に手をつっこんだのか……)


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