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ディープフォレスト
第1章 儀式
「思い出せないの…?」
心配そうに
少女が見ている。
この現状は
やはり何かおかしい。
本当に
目の前の少女は
男を知らないのだろう。
嫌悪感すら
抱かないのだから。
「オレは……どうしてこんな場所に」
「あとでババ様たちのところへ連れて行ってあげるわ。私はエバー。私、これから儀式を受けに行くところなの」
無邪気に笑って
エバーは立ち上がる。
短いスカートの裾が
目の前に揺れた。
「あの……素敵な服だね。オレも何か服が欲しいんだけど」
「大丈夫、作ってあげるわ」
エバーが
手を引っ張って
立たせてくれた。
が、ストンと膝をついて
エバーは
不思議そうに
股間を眺める。
「どんな服がいいかしら」
間近に女の子の顔がある。
やはり
この現状はおかしい。

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