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ディープフォレスト
第1章 儀式
エバーの住処は
小さな洞窟だった。
木の根が
粘土質の土の壁に
たくさん
浮かびあがっている。
ほんのりと
淡い光を放つ
不思議な苔が
一面に広がり
幻想的だった。
「奥にアキトの部屋を増やそうかしら」
土を掘って作られた洞窟は
簡単に
増築も可能のようだ。
ランプに明かりを灯した
エバーを振り返る。
オイルの入った皿に
何かの葉が
蝋燭の芯のかわりをしていた。
「なかなかに文化的だな」
「うん?アキトのご飯は何がいいかな。肉食系?草食系?」
「(動物もいないのに肉?)肉食だけど何の肉?鶏肉か?」
アキトは
不思議な気がしつつも
何気なくきいた。
「鳥は食べないわ。鳥は神聖な生き物なのよ。空を飛ぶのだもの」
「……飛ぶよね」
「食べる肉は虫の肉――「あぁ!オレ草食系だった!忘れてた!」
「そう?」
エバーは
果実を
木のテーブルに並べた。

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