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セックスと愛とフレグランス
第6章 ハイスクール

真から素敵な女性というのは男の心を骨抜きにしてしまう力があるのだ。
正直、智広も同じ気持ちかもしれない。
桐原愛先輩とは数か月だけの付き合いになるが、陸上部に入部して良かったと心底思った瞬間だった。
「おい智広」佐目が呼んだ。「お前も今見てたよな。俺、愛先輩に肩と背中を触ってもらっちゃったよ」
彼は卑下た笑いを漏らしながら幸せに浸っていた。
だが次の瞬間、その表情がいきなり曇った。
「……どうしようかな」
「どうしようってなにが?」
正直、智広も同じ気持ちかもしれない。
桐原愛先輩とは数か月だけの付き合いになるが、陸上部に入部して良かったと心底思った瞬間だった。
「おい智広」佐目が呼んだ。「お前も今見てたよな。俺、愛先輩に肩と背中を触ってもらっちゃったよ」
彼は卑下た笑いを漏らしながら幸せに浸っていた。
だが次の瞬間、その表情がいきなり曇った。
「……どうしようかな」
「どうしようってなにが?」

