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セックスと愛とフレグランス
第7章 兄の彼女

なに? と愛先輩が首を傾げながら智広の顔を向ける。
その動作はまさしく高校時代に憧れた桐原愛の仕草だなと改めて認識した。
あの頃の淡い記憶がふわふわと脳裏に浮かび上がってくるようだ。
「エレベータ、動いてないです」右側上部にある階表示を表す液晶画面を指差した。
そこには「1」の数字が表示されていて、さきほどから「2」に変化する気配が全くない。
ほんとだ、と愛先輩は慌てて階表示盤に右手を伸ばすと、人差し指でボタンを押す。
すると無点灯だった階表示灯の「3」が静かに点灯した。
その動作はまさしく高校時代に憧れた桐原愛の仕草だなと改めて認識した。
あの頃の淡い記憶がふわふわと脳裏に浮かび上がってくるようだ。
「エレベータ、動いてないです」右側上部にある階表示を表す液晶画面を指差した。
そこには「1」の数字が表示されていて、さきほどから「2」に変化する気配が全くない。
ほんとだ、と愛先輩は慌てて階表示盤に右手を伸ばすと、人差し指でボタンを押す。
すると無点灯だった階表示灯の「3」が静かに点灯した。

