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セックスと愛とフレグランス
第7章 兄の彼女

引っ込めた愛先輩の指先を目で追う。
掌は筋肉質だった高校時代に比べて多少ふっくらしたような印象を受けた。
この綺麗な指先も愛先輩の特徴の一つだったことが思いだされる。
そういえば、掌が美しい女性に魅力を感じるようになったのは愛先輩のことを好きになったことが始まりだったのかもしれない。
思いだしたようにエレベータが上昇し始めた。
普段なら、一瞬だけ重力を感じ、そのあとは無重力空間を漂っているような錯覚に陥るのだが、今は愛先輩に再会した時からずっと宇宙空間を泳いでいるような感覚である。
掌は筋肉質だった高校時代に比べて多少ふっくらしたような印象を受けた。
この綺麗な指先も愛先輩の特徴の一つだったことが思いだされる。
そういえば、掌が美しい女性に魅力を感じるようになったのは愛先輩のことを好きになったことが始まりだったのかもしれない。
思いだしたようにエレベータが上昇し始めた。
普段なら、一瞬だけ重力を感じ、そのあとは無重力空間を漂っているような錯覚に陥るのだが、今は愛先輩に再会した時からずっと宇宙空間を泳いでいるような感覚である。

