パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第8章 とまどい

憂鬱な気分を抱えたまま、シャワーを浴び自室に籠った。

愛先輩がいる時はいつもこうしている。

彼女は孝介のために夕食を用意し、二人で仲良く食べ、兄の部屋に籠り仲良くいちゃいちゃするのだろう。

初めて愛先輩が浦田家を訪れた時は盗み聞きをしてしまったが、あの日以来、自責の念にかられ、弟としてあるまじき行為は犯していない。

彼らが二階に上がり隣に入ったことを確認すると、階下に下り一人ダイニングで食事を摂り、リビングでぼーっと過ごすのだ。

間違っても自室に戻ったりしない。二人のセックスする声が聞こえてしまったら、頭がおかしくなりそうだからだ。