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セックスと愛とフレグランス
第1章 桃尻

クイーンサイズのベッドの右側の壁には巨大な鏡が張り巡らされており、緊張に顔をこわばらせたボクサーパンツ姿の自分がこちらを覗いていた。
深海をイメージした室内が瑠璃色の間接照明に覆われているため、自らの顔が青白く映り不健康そうに見える。
ただ、そう感じるのは照明のせいなのか、それとも緊張感のせいなのか定かではない。
四つん這いの女に気づかれないよう空気を吸うと、蜜壺から漂うヨーグルトにも似た発酵臭で肺が満たされる。
その瞬間、全身が強張り心臓の鼓動が早鐘を打つのがわかった。
深海をイメージした室内が瑠璃色の間接照明に覆われているため、自らの顔が青白く映り不健康そうに見える。
ただ、そう感じるのは照明のせいなのか、それとも緊張感のせいなのか定かではない。
四つん這いの女に気づかれないよう空気を吸うと、蜜壺から漂うヨーグルトにも似た発酵臭で肺が満たされる。
その瞬間、全身が強張り心臓の鼓動が早鐘を打つのがわかった。

