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郁美の真実 〜妻を閉じ込めた魂の檻〜
第1章 〜職場でオモチャにされていた妻〜
私の不在が確定的で、突然私が帰宅する可能性がなく、安心して郁美をもてあそべるタイミング。

 私が1カ月、長期出張していた昨年の秋に違いない。

 郁美の同僚なら私が出張で不在だということを知ることは容易だ。

 いや、むしろ無防備な郁美のことだ。
 周囲に私の長期不在を話していただろう。

 郁美の職場では、会議の延長で酒を飲む機会が多い。

 半分仕事も兼ねているから、出席を拒めないケースが多いのだ。

 まあ、人なつっこい郁美のことなので、誘いは断らないだろうが。

 そこで泥酔させられて、自宅に送る名目で連れ帰られ、いいようにもてあそばれた挙句に盗撮されたのだろう。

 しかし、男たちが一体誰なのか、半年前に会社で配置を変えられた者のうちの誰かの可能性はあるが、はっきりとは特定できない。

 次に、友人Kが私に情報をくれた、身障者用トイレで郁美が全裸にされている画像だ。

 私の中で、この画像が撮られた日について、なにか、つながりそうな記憶がある。

 郁美が携帯電話を失くしたときだ。

 後日、携帯電話は拾われていて、手元にもどってきた。
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