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郁美の真実 〜妻を閉じ込めた魂の檻〜
第12章 〜郁美の彷徨〜
今回の郁美は自分に言い訳をするために変わった行動をした。
郁美は、駅に着くと、トイレに入り、パンティを脱ぎ、ブラジャーを取った。
「スリルを味わうんだから、逆に思いきったことをしてやるの」
そう自分に言い聞かせた。
ところが、いざ、トイレを出てみると、途端に恥ずかしくなった。
スカートで隠れているとはいえ、下半身は裸。
ブラジャーを外した胸は、少しでも姿勢をよくすると、ブラウス越しに乳首の形がクッキリと出てしまう。
郁美は腕で胸を隠しながら、不自然な動きでホームへ辿り着く。
郁美は迷っていた。
「スリルを味わう」という自分の言い訳で思い切った行動に出てみたが、実際にこれから痴漢に遭ったとき、下着を着けていなかったらどう思われるのだろう。
「とんでもないことをしてしまったのかもしれない」
そう思ったときには、例の電車がホームに着いてしまっていた。
郁美は迷った。
しかし、ドキドキして説明のつかない感情に背中を押され、ふらふらと電車に乗ると、いつもの連結部に移動して立ち、次の駅で大勢の乗客が流れ込んで来るのを待った。
郁美は、駅に着くと、トイレに入り、パンティを脱ぎ、ブラジャーを取った。
「スリルを味わうんだから、逆に思いきったことをしてやるの」
そう自分に言い聞かせた。
ところが、いざ、トイレを出てみると、途端に恥ずかしくなった。
スカートで隠れているとはいえ、下半身は裸。
ブラジャーを外した胸は、少しでも姿勢をよくすると、ブラウス越しに乳首の形がクッキリと出てしまう。
郁美は腕で胸を隠しながら、不自然な動きでホームへ辿り着く。
郁美は迷っていた。
「スリルを味わう」という自分の言い訳で思い切った行動に出てみたが、実際にこれから痴漢に遭ったとき、下着を着けていなかったらどう思われるのだろう。
「とんでもないことをしてしまったのかもしれない」
そう思ったときには、例の電車がホームに着いてしまっていた。
郁美は迷った。
しかし、ドキドキして説明のつかない感情に背中を押され、ふらふらと電車に乗ると、いつもの連結部に移動して立ち、次の駅で大勢の乗客が流れ込んで来るのを待った。