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郁美の真実 〜妻を閉じ込めた魂の檻〜
第1章 〜職場でオモチャにされていた妻〜
私は混乱した。

 郁美がこれまで泥酔して意識もうろうになった状態で帰宅したことが何度かある。

 画像にあるようなシュチュエーションに遭遇することは十分にありえることだ。

 しかし、親しいからとはいえ、Kに対してそれを認めるわけにもいかない。

 私は必死に動揺を隠しながら、Kに平静を装ってメールを送った。

 私
「この画像が郁美に似てて萌えるってことか?」

「バカちんだろ?www郁美はこんなに陰毛がカールしてないわ。ヒマ人めwww」

 K
「そっか、マジで郁美ちゃんかと思ってドキドキしてたよ。だって、この画像、○美って名前のzipに入ってたから。妄想全開になったわww」

 とりあえずKに対してはこんな感じでごまかしてやりとりを終えたが、Kのメールに気になる部分があった。

 Kは画像が1枚ではないようなことを言っていた。

 しかし、これ以上詮索すれば、Kに疑念をいだかれる。

 その場はこらえてKとのやりとりを終え、自力で「○美」という名前が付けられたzipファイルを探すことにした。

 ファイル共有ソフトで探すこと2週間あまり、「C _○美」という名前のzipファイルを発見、ダウンロードした。
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