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約束のピンキーリング
第4章 |
「でもセックスしただけじゃ付き合わないわよぉ~!今どきぃ~」
楽しそうに笑う私を岡本主任が楽しそうに見つめる。
「中村さん、ここお店ね。セックスって女の子が大声で言わない~」
「あら。ごめんなさい」
「中村さん」
「なぁに?」
「本気なんだよ」
「何がですか?」
「だから、付き合おうって」
「ふふふ。面白い」
私の返事に、今まで楽しそうだった岡本主任の顔が真剣になった。
そして、息を、ふーッと吐き出して
「今日は帰るか」
と、お会計をした。
「あ、今日は私が払うわ」
「ん?いいよ」
「いえいえ。昨日奢っていただきましたし」
「オトコなので。奢りますよ。美味しかった?」
「うん」
駅までの道を手をつなぎながら歩く。
それはとっても自然な行為で、そうして歩くのが当たり前のように私の手をつなぐ。
「じゃぁ、あの一言、言って」
「・・・ごちそうさま」
「どういたしまして」
私の中で岡本主任のトレードマークになった笑顔で私に笑いかける。
そして、目をつぶって私をギューッと抱きしめた。
「だめだ。帰せなくなる」
「・・・・」
「今日も一緒に居たい。ダメ?」
「・・・・」
私の反応を確かめるように
私の眼の奥を覗き込むように
ゆっくりとゆっくりと顔を近づける。
私に逃げる隙を与えるようにゆっくりと。
楽しそうに笑う私を岡本主任が楽しそうに見つめる。
「中村さん、ここお店ね。セックスって女の子が大声で言わない~」
「あら。ごめんなさい」
「中村さん」
「なぁに?」
「本気なんだよ」
「何がですか?」
「だから、付き合おうって」
「ふふふ。面白い」
私の返事に、今まで楽しそうだった岡本主任の顔が真剣になった。
そして、息を、ふーッと吐き出して
「今日は帰るか」
と、お会計をした。
「あ、今日は私が払うわ」
「ん?いいよ」
「いえいえ。昨日奢っていただきましたし」
「オトコなので。奢りますよ。美味しかった?」
「うん」
駅までの道を手をつなぎながら歩く。
それはとっても自然な行為で、そうして歩くのが当たり前のように私の手をつなぐ。
「じゃぁ、あの一言、言って」
「・・・ごちそうさま」
「どういたしまして」
私の中で岡本主任のトレードマークになった笑顔で私に笑いかける。
そして、目をつぶって私をギューッと抱きしめた。
「だめだ。帰せなくなる」
「・・・・」
「今日も一緒に居たい。ダメ?」
「・・・・」
私の反応を確かめるように
私の眼の奥を覗き込むように
ゆっくりとゆっくりと顔を近づける。
私に逃げる隙を与えるようにゆっくりと。