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花の輪舞曲
第1章 夜啼鳥の小夜曲
…白く透き通るような裸体は、まるで夢幻の世界の乙女のそれのようだった。
小さく儚げな乳房…強く抱けば折れてしまいそうなか細い腰…そして、淡い翳りにのみ隠されている少女の花園…。
白く細い脚は羞恥と恐れのために硬く閉じられている。

…怖がらせないように、そっと触れる。
乳房を柔らかく愛撫し、その可憐すぎるまだ未熟な果実に口づける。
「…んんっ…あ…ああ…!」
悲鳴のような声を上げ、自分の手で懸命に口を抑える笙子が健気だった。
口内のまだ未成熟な果実を舌で転がす。
「…は…ああ…っ…ん…」
驚きだけではない声が漏れ出す。
乳房を丹念に愛撫し、薄く開いた薄くれないの唇を貪る。
笙子の身体から次第に緊張の強張りが解けてゆくのを感じる。

…まだ穢れを知らぬ清らかな泉を秘めた花園へと手を伸ばす。
その肌は冷たく光る月の光のように蒼ざめ、少女の青い未成熟な性を表すかのようだった。

男の熱い眼差しに、笙子の身体に再び震えが走る。
「…いや…やめ…て…」
掠れた声が密やかに訴える。
「…やっぱり…こわ…い…です…」
胸が突かれるような哀しげな声だ。

岩倉は伸ばした手を止め、貌を近づけ優しく囁く。
「…怖くないよ…。僕を信じて…」
顎を掴み、宥めすかすように甘い口づけを与える。
白い頬を透明な涙で濡らしながら、笙子は頷いた。

岩倉は笙子を見つめながら、己れの夜着を脱ぎ捨てた。


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