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花の輪舞曲
第1章 夜啼鳥の小夜曲
岩倉の牡が、笙子の蜜の滴る花陰に押し当てられた。
「…力を抜いて…そう…上手ですよ…」
「…ああ…っ…千紘さ…ん…っ…」
悲鳴のようなか細い声が、その花の唇から漏れる。
牡の切っ先が、笙子の花陰をじわりと散らすかのように突き入れられる。
焦らずゆっくりとした動きだ。
岩倉の色ごとに長けた風情が伺える。

「…んっ…あ…ああ…っ…痛…」
腰の動きを止める。
思わず苦痛を訴える笙子の髪を撫で優しく、口づけを落とす。
「一度やめますか?無理なさらなくて良いのですよ…」
笙子は首を振る。
「痛くても…良いのです…貴方のものになる証しですもの…」
「…本当に可愛いらしい方だ…。
そんなことを仰ると貴女を欲望のままに…酷いことをしてしまいそうになる…!」
「…して…。千紘さんがしてくださることならば、私は何でも嬉しい…」
言葉途中の笙子の唇を奪わずにはいられない。
少女の中の無意識の色香が、男の欲情を催させるのだ。

改めて押し開いた花園に牡を挿入する。
…ゆっくりと押し広げながら、無垢な花芯をじっくりと犯す。
無理はさせず…しかし大胆に少女の花芯の奥まで押し入る。
狭く熱く…男を締め付ける蜜壺に、目眩がしそうな甘い快楽を覚える。

「…ああ…っ…!」
「…愛しています…貴女と結ばれて…幸せです…」

…女はそれなりの数を抱いてきた。
真剣な恋もあったはずだが、笙子に出会って世界はがらりと変わった。
恋の喜びも辛さも切なさも…すべて笙子に齎された。
だから今、腕の中に彼女を抱いていることが夢のように感じたのだ。

白い肌をしっとりと潤させながら、笙子は息を弾ませる。
「…私も…愛しています…。…私はようやく千紘さんのものになれたのですね…」
美しい黒曜石のような瞳から、煌めく涙が零れ落ちる。
優しく吸い取りながら、唇を合わせる。

…もう言葉は意味を成さなかった。
二人はひとつになり、混ざり合い、甘く蕩け合うような官能の悦楽を味わいながら、温かい愛の坩堝へと手を取り合いながら堕ちてゆくのだった。


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