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初めて女を抱くらしい私の護衛に甘やかされ過ぎて困っています
第4章 痛みの問題
「っゃあああん!んっ、んっ、あっ、あん、んっ」
「クッソ……んだよ、これ、」

 きゅんきゅんと規則的に締め付けながら絡んでくる様に絞られる感触に、ビスカスは翻弄されました。

「ッソ、止まんね」
「あ、ぁんっ、あ、」

 柔らかく温かく隙間無く包まれ、吸い付く様なのにぬるぬる滑る感覚は、今まで味わった事が有りません。
 下ネタで「締まりが良い」だの「名器だ」だのと言いますが、知っているのとヤるのとは、全く違いました。

「っ、出っ、」
「んっ、出して、そこで、いっぱい、っ……んっ、んん、あぁあんっ!」

 今まで誰の中にも注がれる事が無かったビスカスの精が、ローゼルの中に脈打つ様に放たれました。
 ビスカスはそのまま荒く呼吸しながらローゼルの上に被さったままで居ましたが、しばらくしてローゼルを潰さぬ様に、横に崩れてごろっと転がりました。

「……っは……」
「あ……ん……」

 ビスカスがずるりと抜け出て行くのを感じたローゼルは、切なげな溜め息を漏らしました。急に体が重怠くなり、動くのが億劫になりました。

「っあー……女ぁ、すげーわ……」
「……すげえ?」

 脱力したまま転がっていたビスカスは、ローゼルの方を向いて腕の中に引き寄せて口づけました。

「……すっげー、気持ち良かったです……」
「ほんと……?よかった……」
「お嬢様ぁ大丈夫ですか?痛ぇとことか、辛ぇ所は無ぇですか?」
「大丈夫。痛くないわ、ちょっと苦しかったけど……私も、気持ちよかった……」

 ローゼルに嬉しそうに抱き付かれて、ビスカスの胸にはなんとも言えぬむずむずする様な幸福感が沸きました。ビスカスはローゼルの髪に口づけて、そこに顔を埋めました。そのまま息を整えていると、腕にそっと唇が触れる感触がしました。

「ごめんなさい」
「へ?何が」
「ここ……」

 最中は夢中で気が付きませんでしたが、ローゼルが握り締めた二の腕辺りに、爪痕が付いて傷を作って血が滲んでおりました。
 ビスカスは、俯くローゼルの頬を撫で、口づけて掌で包みました。

「へーきでさあ。むしろ、嬉しいです」
「……嬉しいの?」
「へえ」

 ビスカスは心配そうなローゼルの唇に口づけてぎゅっと抱いて、おでこ同士をこつんと付けました。

「俺とお嬢様の二人の初めてが、俺に刻まれたんですよ?んなもん、光栄でしか有りゃしませんって」
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