この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
セイドレイ【完結】
第17章 自由

(あれ…メッセージ?先生からだ──)


一夜明けた翌朝。
トメの小屋でスマホを見ていた亜美は、メッセージの通知を確認する。
差出人は、どうやら本山のようだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

お疲れさん。
まずいことになった。
理事長にお前との事がバレた。
いつからかは分からんが、校内や通学路で
お前は監視されているのは間違いない。
幸い、動画サイトの件と俺がお前にスマホを与えた
ことはバレていない。
そしてお前が今置かれている状況についても
俺は一切知らないということでシラを切った。
だから、もし理事長や武田のやつらから
俺とのことを問い詰められたら、
本山には無理矢理レイプされ、それを動画に
撮られて脅されていた、と言え。
理事長にはそう説明してあるから、
話を合わせておいてほしい。
だが、気をつけろ。
理事長はどこで見ているか分からん。
水野のことも気にしているようだったしな。

とりあえず、俺は今後一切お前に手を出さないという
条件で、今回はお咎めなしになった。
だからもう、朝も帰りも来なくていいぞ。

スマホは、お前がいらなくなるまでは
契約しといてやるから好きに使え。
その代わり、絶対にバレるな。絶対にだ。

今後のことについては俺も気になるところだから
なにか変化があれば、メッセージで報告してくれ。
直接手助けはできないかもしれないが、
なにかあれば言ってほしい。

そんでまたいつか機会があれば、抱かせてくれ。
頑張れよ。

本山

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

亜美は食い入るようにメッセージを何度も何度も読み返した。

メッセージの内容から察するに、本山はもちろん自分の都合もあるだろうが──結果的には亜美を守ろうとしたことがうかがえる。

本山が亜美を脅し性的暴行をはたらいたのは紛れもない事実だ。
本来なら同情の余地などあるはずがないのだが──それ以上に鬼畜な男たちに囲まれているせいで、亜美は本山のことをそこまで責める気にはなれなかった。


(先生…ありがとう。なんて言いたくないけど──)


亜美はひと呼吸置き、本山に返信をする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

亜美です。
状況は理解しました。
さっそく、先生にお願いがあるのですが…

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


/903ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ