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セイドレイ【完結】
第21章 満月の喧騒
それからも亜美への集団輪姦は続き、明け方にまで及んだ。
そうして開始から約8時間が経過したころ、ようやくこの淫獄の宴も終盤に差しかかる。
亜美はひとりバスタブの中に入れられ、その周りを客たちが取り囲んでいた。
「──では、そろそろ〆としますかな?」
客の1人がそう言ったのを皮切りに、各々がバスタブの中の亜美に目がけて放尿を開始する。
「ジョボジョボ」と下品な音を立て、男たちの黄色い小便が放物線を描き、亜美の髪、顔、そして全身を汚していく──。
そして小便を終えた者から順に1人ずつ、その肉棒を亜美の口に突っ込み、清めさせたのだった。
するとそこへ、見計らったようなタイミングで新堂が現れた。
「──さぁ皆様、そろそろお開きの時間にしたいと思いますが、お愉しみいただけましたでしょうか?」
「いや~、さすがに疲れましたな!もうキンタマ空っぽですよ」
「これで孕んでなかったら詐欺ですよ!まぁ、十分愉しめましたけどねぇ」
客たちが口々に感想を述べているところで、新堂はホワイトボードに記入された数をカウントする。
その数、なんと101回──。
それがこの一晩で、亜美が受け止めた射精の回数だった。
「──いやはや、こりゃたまげた。皆様本当にお疲れさまでした。ここまでしていただければ、間違いなく妊娠していることでしょう。また後日ご報告させていただきますので、期待してお待ちくださいね────」
その後──。
客たちがいなくなり、静まりかえった地下室。
バスタブでひとり放心状態になっている亜美のもとへ、雅彦が駆け寄った。
「──亜美、亜美っ!大丈夫かっ…?」
「──ン……ぉ…おとう…さま……?」
浴びた尿が乾きはじめ、強烈な悪臭を放つ亜美のカラダ。
雅彦はそれを、そっとバスタオルでくるんだ。
「ワシが綺麗にしてやるからな。今日はゆっくり休め…」
「お、おとう…さまっ……」
「どうした?どこか痛むのか?」
「あ…──────」
亜美はなにかを言いかけて、雅彦の腕の中で意識を失う。
雅彦は、亜美のカラダを優しく、そして丁寧に洗った。
掻き出せども掻き出せども、次から次へと膣口から溢れ出す精液を、雅彦は一滴も残すまいと、洗い流し続けたのだった──。