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セイドレイ【完結】
第22章 種
「──その男気に敬意を表して、もう少し遊んでやろうじゃないか。水野貴之…理事長として誇らしい生徒だよ…クククッ」
「──ふん」
「なんだ雅彦、あまり気が乗らないと言った感じか?愛する娘を孕ませた男を、父親としてだんまり見過ごすわけにはいかんだろう?」
「──ワシになにかしろというのか?」
「さぁ?今後の展開次第だが、お前にも一芝居打ってもらうことになるかもなぁ。まぁ、果報は寝て待てと言うじゃないか。今は静観するときだな。…さて、私は次の企画でも考えるとするよ。"役者のお陰でおもしろくなってきたよ──」
新堂は手に握っていたICレコーダーをスラックスのポケットに仕舞うと、鏡の向こうで客の相手をする亜美を嘲笑い、モニター室から去っていった。
今夜の地下室では、亜美は2名の会員から上下の口を犯されていた。
あの輪姦イベントのあと、さっそく複数プレイを好む一部の会員から、2名以上での利用についての打診があったのだ。
新堂は『複数料金』を設定することで、これを了承。
そもそも、これを見越したうえでのあのイベント開催でもあった。
無論、従来どおり一対一の利用を望む会員も多いが、なによりこの新しい制度によって回転率が良くなるというメリットがあった。
なにせ、亜美のカラダはひとつしかない──ならば効率よく稼いでもらう必要がある。
「──ところで亜美ちゃん、生理きたの?孕んでたらそろそろだって聞いてたんだけど~」
口を犯している客が、口を塞いでおきながら亜美にたずねた。
「今日おマンコできてるってことは、やっぱり妊娠しちゃってるんじゃないですかね?いや~楽しみですねぇ~」
一方、膣内に挿入している客がそう答える。
「こら、サボってちゃダメじゃないか!もっと奥までくわえるんだよ!」
「ウグッ…!ウウッ……グフゥッ!!」
「お!おぉ…それやるとマンコがキュッと締まって…あっ…イ…イキそ…おお!!」
上の口はイラマチオで塞がれ、下の口には勢いよくザーメンが放たれる。
「──ふう。さて、ちょっと休憩したら、次は2穴と行きますかな!」
客の笑い声の中、亜美の膣口はドロっと白濁した子種で溢れかえっていた。
そして雅彦は今夜も、そんな光景をただ鏡越しに見ていることしかできなかった──。