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セイドレイ【完結】
第5章 変調
ほぼ同時に排尿を終えたふたり。
「ふぅ~、スッキリした。これからは毎日、亜美のおマンコトイレでオシッコしようかなぁ~」
しょうもない慎二の戯言が、亜美の精神をさらに追い詰める。
(だれか…たすけて…──)
「…さーて、オシッコの次はザーメンだからねっ!」
いつの間にか完全に勃起していた慎二は、そのまま腰を振り始めた。
どこまでも身勝手で乱暴で、稚拙なピストン。
ただ自分の欲求のままに、狂ったように腰を打ち付ける、あのピストン──。
悪夢のような時間がまた始まるのだと、絶望にひれ伏していたように見えた亜美だったが──。
(なに…?この感じ…また私…なんかおかしい…──)
便座に腰掛けたまま、窮屈な体位で貫かれているせいか。
慎二の肉棒がいつもとは違うスポットを刺激するたびに、亜美のカラダが再び謎の浮遊感に包まれる。
(もしかして…これが…"感じる" ってことなの…──?)
「あぁ…亜美っ!亜美ぃっ…!おマンコトイレにザーメン出すよっ!?あっ!イクイクイクイクイクイグゥっっっ…ぁああああああっっ!!!!」
「アッアッアッアッッ…、あぁんっ!あぁぁぁんっ!!!!あっっ…──」
慎二が果てると同時に、亜美は意識が遠のくような強烈な感覚に襲われる。
カラダを痙攣させながら、無意識のうちに慎二の胴体を両脚で挟み込んでいた。
(そう…今のこの感じ…頭がまっしろになる、この…──)
亜美はこのとき、はっきりとオーガズムを迎えていた。
性の知識に乏しい亜美が、こんな陵辱的な行為によって、"イク" という感覚を呼び起こされてしまったのだ。
「…さ、なにぼーっとしてんの?ご主人様がイッたらすぐにおチンポ掃除しなきゃダメだろっ??」
「は…い……ご主人様……──」
尿と愛液に塗れた肉棒を口で清めながら、亜美はたった今自分のカラダに起きた変調が気がかりだった。
(私…どんどんおかしくなっていく…──)
その後、亜美の部屋に場所を移し、慎二による陵辱は深夜にまで及んだ。
亜美がようやく解放されたのは、午前2時を回るころ。
部屋のカレンダーには、9本もの線が書かれていた────。